1/20 ミスカくん、ルドルフくん、ロメロくんから電話がかかってくる。(「ブリリアントな春来たる」)
1/21 M響定期コンサート
1/22 悠季家出 五十嵐が現在住んでいるペンシルマンション71号室に居候することになる
1/23 ペンシルマンションで終日練習。
夜フジミ練習。 里悦子結婚報告。(相手は又従兄弟 里彰一) 
1/24 五十嵐、延原師匠と一緒にレンブラント展へ
1/25 サフランでM響事務局長と取材委託の相談。出席したのは、圭と悠季の他に宅島、里彰一、事務局長。 
独自のドキュメントが製作される事になる。(里プロジェクト始動)
1/26
1/27
1/28 悠季、家に戻る。ただし、まだ完全な和解には至らず
1/29 圭と一緒にペンシルマンションへ荷物を引き取りに行く。五十嵐に宿泊費と一緒にお礼としてモーツァルトのコーヒー券を添える。大掃除をして帰る
1/30
1/31
2/1
2/2
2/3 アメリカへ出発。同日、到着。
ブリリアントオケの練習が始まる。10時に練習の割り振りとして第一部の曲を練習。 生島、オケ員にスイング感を理解させるために午前2時までジャズの生演奏・・・・・眠れなかった人たち、気の毒に
2/4 練習開始。午前中、皇帝(生島参加せず) 午後・夜 第一部アメリカものの練習
2/5 午前中からゲネプロまでは生島が入った本格的な皇帝の練習。
全員ヘロヘロ・・・・・。
ゲネプロ2〜4時 ゲネプロ後も皇帝の練習。午前1時までかかってようやく完成。←ゾンビの群れ(爆)
2/6 コンサート当日。 リハーサルは4時から 本番は午後8時その後サイン会と内輪なレセプション
レセプション後に解禁へとなだれ込み?←悠季〜!明日もマチネー公演があるのよ!? 大丈夫?
2/7
悠季に解禁の影響はない?演奏は無事出来たのでしょうか?(爆)
マチネー公演4時 午後8時からチャリティーパーティー。 その後は朝まで打ち上げ、ドンチャン騒ぎ?(笑)
2/8 ニューヨークを出発。帰国へ (予定)
2/9 夕方、日本に到着  (予定)
2008.7/6 up

こんなものでしょうか?どこか抜けているところがありますかね?
私自身がアバウトな性格なので、何か抜けているような気がします・・・・・。(;^_^A

なんで今回はこんなカレンダーを入れたかというと、読んでいて日付が分からなくなりそうだったということもありますが、一番は圭が暴走しそうなくらい我慢しているのに、やむを得ず禁欲生活に突入してしまった日数が知りたかったから、です。(苦笑)



今回のフジミの新刊は、好き嫌いが分かれるのではないかと思います。
前巻の『螺旋のゆくえ』に引き続いて、今回も夫婦喧嘩中(笑)

前回は音楽の解釈と共演のための喧嘩だとすると、今回はお互いの過去をどう扱って愛し合っていくかの問題を含んでいます。

いつまでも愛し合っていくためには努力を惜しまないという姿勢がとてもよかったのですが、そんな喧嘩は読みたくない、ラブラブな二人の生活が読みたいという方には不満だらけだと思います。

もっとも、ラブラブだからといって、ごく普通の生活を垣間見てもあまり萌えませんが。(トレペの話とか歯磨き粉の話をされてもねぇ・・・・・)

前巻のあたりでも思っていたんですが、悠季はずーっと圭の失言を根に持っていたんですね。

いや、しつこい。

もっとも彼の根源に関わる問題だったから、こだわったのかもしれませんが。

それにしても、そのせいで、圭に対して辛口になること。
:圭の事を失言殿下だと言いながら、本人も腹の中ではずいぶんなことを考えてます。


水色の字の部分が、原作からの抜粋


「螺旋のゆくえ」の中で、圭が新潟の悠季のお姉さんたちをコンサートに呼んだ時

「懐柔策が功を奏しましたかね」
なんてコメントは、照れ隠しにしてもいただけなかった。
僕はそう言ってやり、圭も失言でしたとあやまったけど、ケチがついてしまった気分はなかなか治らなかった。まったくどういう言い方だよ、この失言殿下め! P163


うーん。以前なら素直に喜んでいたんじゃないでしょうかね?

最初を掛け違えたボタンは、最後まで掛けたって、やっぱり食い違うんだ。 P174




実はこのあたりでどうも雲行きが怪しいなぁと思っていたんですが、今回の新刊では更に大爆発しましたね。
辛らつな言葉が続きます。

付箋をつけて探してみたら、あっと言う間に付箋だらけになりました。
主なところを上げると、

《シベコン》の打ち上げでの大激怒事件と、さらに追い討ちをかけた正月の事件以来、僕に頭の上がらない恰好になってる圭は、慎重な口ぶりで打診してきて、僕の曲がり癖がついたへそには、圭のそういうかあらさまな気の遣いぶりがカチンときた。 P72

僕の傍らにいてくれるのでしょうかと、顔に書いてあるくせに口に出せない小心男は、本気でそれを心配していたんで、僕の腹の中のとんがりベソがムッと反応したけど、ここは怒らずに言ってやろう。P81

:圭のなんとか僕の気持ちをなだめようと、いろいろ努力してくることさえ、本音を言うなら、心のささくれ立ちに拍車をかけるんだ。 P103

節分の話題の中で、

圭はそれをびっくりするほど大きな声でやり、そんな捨て身のパフォーマンスをしてまで僕を笑わせようとするのがかわいそうだった。(中略)きみがそうやって気の毒な努力を頑張るから、僕はうまく笑えないんだよ。


・・・・・勘弁してくださいよ、悠季。_| ̄|○


そう言えば、一番最初に圭に会った頃もずいぶんときついことを言ってたんだっけ・・・・・。
考えたらよくもまあ、ラブラブまで行ったものだと思います。

八月の外伝集に、この仲直りの様子がまた書かれているそうなので、本当の意味での仲直りはまだ、ということでしょうか?
ブリリアント公演が控えているんじゃ、悠季としてもいつまでも引きずっているわけにはいきませんから、コンサートではごく普通の態度でしたね。

このあたりの感想はまた書かせていただこうと思っています。

今書くと悠季の悪口ばかりになりそう。「仲直り編」を読んでから、改めてということで。


さて、ちょっと休憩して、今回の新刊の赤ペンチェック(笑) 間違い探しですね。


@水子事件のお相手の女性ですが、今回の新刊では【同級生】と書いてありました。 P102
 しかし、フジミソルフェージュの中の「圭、その人に会う」の中では、【2歳年上の先輩】になってました。

Aこれも間違いに入るのかどうかわかりませんが、前回のザ・ルビーに掲載されていた「恋人を悪漢から守る11の方法」の中では、生島さんとブリリアントとの練習に生島さんが2時間遅刻したことになっています。更に、ブリリアントが競演のために二日間かけて練習してきた事になってました。あれだけ圭との対決を楽しみにしていた生島さんが遅刻するでしょうか?
いったい生島さんが遅刻したというのはどこのことを言うのでしょうかね?次の外伝集ではどのようにつじつまが合っているのか見るのが楽しみです。(にやり)

Bそう言えば、ペンシルマンションに悠季が暮らすことになった理由を、圭が紹介したことになっていましたが、これも違いますよね。たまたまあのマンションの空き室に入る事が出来て、圭が大喜びしたわけですから。

今回、悠季は家出(別居とも言う)で、現在五十嵐が住んでいるペンシルマンションに1週間滞在してました。

某様たちも書いていらっしゃったんですが、あちこち表現が書き加えられていて、このマンションいったいどーなってるの?という疑問はふくらむばかり(笑)

このあたりのチェックはマドリストの某様方にお任せします。私ではあっさりと見逃してしまいます。

7階建てのマンションなのに、5階までしかエレベーターがないのがペンシルマンションの最初からの謎でしたが、実は昔私の勤めていた会社が入っていた貸しビルは6階プラスペントハウス(実質7階)という建物なのに、5階までしかエレベーターがありませんでした。(エレベーターホールをはさんで、各階2つの部屋というペンシル貸しビルでした(笑))

このビルのオーナー兼管理人のご家族が、ビルの6階以上に住んでいて、貸しビルの店子の方たちが来られないように、5階までしかエレベーターを作らなかったらしいです。

だから、ペンシルマンションも胤充パパがいずれ個人的に使う為に(つまり圭のためのアトリエということでしょうか?)6階7階を5階とは切り離す構造にしていた・・・・・ということも考えられます。
その後、計画が変わって、6階も一般に貸し出すことになってしまったので更に変則的になったのだ・・・とうがった見方も出来ます。

閑話休題

他にもいろいろと細かいうっかりはありましたが、あまり重箱の隅はつつきたくないので、某様から教わった呪文を唱えてスルーしておきます。



今回の家出騒動、よくゴネずに圭が黙って悠季を見送ったと思います。べべであれば、なんとしても引き止めようとするだろうと思っていたのに、あっさりすっきりと聞き分けよく悠季が伊沢邸を出て行くのを認めてしまいました。
「出て行かないで下さい!」とすがりつきそうなんですが。(笑)

今回はスマートに「愛してますよ」と送り出しました。

これって、誰かに入れ知恵されたわけじゃないでしょうね?伊沢さんあたりに『無理に引きとめようとすると、かえって分かれる事になってしまいますよ」とか、言われたりして・・・・・。←ありえそう

でも、一人伊沢邸に残って、こっそりとですがさぞかし泣き濡れていたことでしょうね。ベッドの上ででしょうか?(笑)

もう一つ、あちらの方ですけど、圭はあれだけ不眠症になったり、暴走しそうになったりしていたのに、ブリリアントオケのコンサートまでよくも我慢が効いたものですね。悠季が解禁にしてもいいよと言ったのに断ったりして。

解禁になった時が、とーっても怖いです。(≧∇≦)


今回の悠季はずーっと怒り続けていますが、圭のことだけではなく、彼の受け持っているお弟子についても順番に怒っていますね。もしかして八つ当たりってことはないですよね?(笑)

杏奈くんあたりから始まって、新藤くん神山くん、で、とうとう小太郎にお鉢が回ってきました。

最終的に「いい子いいこどうでもいい子」になるのは誰なのか、興味があります(笑)←こらこら


どうやら次の短編集で結論が出てくる話がいくつもあるらしいので、尻切れトンボで申し訳ありませんが、この続きは8月に入ってからやろうと思います。←ヘタに途中で触っていると墓穴を掘りそう(笑)

それでは、次の短編集で!


P.S
悠季がペンシルマンションで同棲し始めた頃の心の動きはとてもツボでした。いずれこの話を書いてみたいなぁと妄想中(笑)

「誰がためにミューズは微笑む」
   
の感想文&妄想文

まず、今回の新刊の中に出てくる日付と出来事を見てください。

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